« 【ご案内】「師走特別セミナー」(東京・大阪)を開催します!! | メイン | 2/20 ディスクロージャー実務「特別合同勉強会」を開催します。 »

2012年12月19日

【お礼&ご報告】「師走特別セミナー」(東京・大阪)を開催しました。

東京(12月4日)・大阪(12月17日)両会場にお越しくださった方々、
大変ありがとうございました。

当日のアンケートや後日のメールでご感想や貴重なご意見をたくさん
頂戴し、改めて厚くお礼を申しあげます。

標題:「続・日本の会社制度改革は、なぜ失敗したのか」
    ~では、我々はどうしたらいいのか~

副題として、
「コーポレートガバナンス:
   コンプライアンスからよい経営(の担保)へ」

結局東京会場は60名、大阪会場には80名もの方々がお越し
くださいました。(各写真は上段が東京、下段が大阪会場です。)

業者主催で平日の14時と、ある意味無謀な開始時刻にも拘らず。。。
さすが講師が加護野先生とあって、1月に続き名だたる企業の方々が
ご出席くださいました。

121204 基調講演(東京).JPG

121217 基調講演(大阪).JPG


ご講演の内容については、今回も皆様がご感想のなかで要点をしっかり
押さえてくださっておりますのでそちらをご参照ください。

また今回初めての試みとして、東京会場では特別協賛の㈱ユーリンク様
より同社の優れたシステムをご案内いただきました。
もしご関心やご不明点があれば、同社に直接お問合せください。

121204 ユーリンク様PR(東京).JPG


またご好評の「ご質問タイム」では、今回も加護野先生の深い知見からたっぷりとお話を
してくださいました。やはり法律学者や弁護士、経済学者とはまた異なる、本質的な切り口での
ご提言の数々。いわゆる一般的な通説とは異なるものもあり、この道のプロの皆様にはかえって
新鮮な気付きを得ていただけたことも少なからずかと拝察しております。

121204 ご質問タイム(東京).JPG

121217 ご質問タイム(大阪).JPG


そして「ワンタッチ入場票」の展示会について、ご好評をいただきました。
他社様の現物をご参考にされ、早速次回分に向けて変更のご指示を
くださった企業様もございます。
円滑な株主総会の運営に向け、弊社製品のご採用企業様同士がお互い
に有意義な情報交流をしてくださるのは、我々にとってもとても
嬉しいことであります。

121204 展示会(東京).JPG

121217 展示会(大阪).JPG


懇親会でも皆様がこちらから促すまでもなく積極的に交流をしてくださり、
とても活気があって「開催してよかったなぁ」と思いました。(涙)

121204 懇親会(東京).JPG

121217 懇親会(大阪).JPG


ではいつもどおり、いただいたご感想(の一部)をほぼ原文ママで
転載します。
弊社を(強引にでも♪)褒めてくださる方々、いつもいつもお気遣い
をありがとうございます。(^^;

とても嬉しいのはもちろんですが、すべてを真に受けることなく、
不手際や要改善点は真摯に反省し前に進んでまいります。
今後ともご指導をどうかよろしくお願いいたします。

--
Perspectiveの重要性。今回のセミナーに参加し、加護野先生のお話を
伺って、私が強く感じたのはこのことでした。現在、日本の企業社会
で広く議論されているコーポレート・ガバナンス論は、社外取締役の
義務付けとか独立役員の導入とか、取締役会の監督強化の側面だけが
強調され、あまりにも議論が矮小化されています。
加護野先生は開口一番おっしゃいました。「コーポレート・ガバナンス
には二つの立場がある。ひとつは株主の意思・期待を会社経営に反映
させる法的手段、もうひとつはよりよい企業経営を担保するための
制度や慣行のことである。いまこそ後者のガバナンス論に光があてら
れるべきである」と。
加護野先生のこの言葉には、経営という視点から、長年企業をご覧に
なってきた先生の哲学が凝縮されているように思いました。
企業は何のために存在しているのか?別にコンプライアンスや
ガバナンスをうるさく言って、人間をきゅうきゅう締めつけるために
あるんじゃないでしょう。社会的に意義のある財やサービスを提供する
ことによって正当な対価をいただき、社会に貢献することによって、
従業員も生計を立て人間としても成長していく。人間のためにこそ
会社は存在するのだ。
そういった視点(Perspective)からコーポレート・ガバナンス論も
組み立てられるべきだ。
加護野先生の今回のお話はそういうことを訴えられているような気
がしました。常日頃、「商事法務」や東証からの通知ばかりを熱心に
勉強されている方にこそ聞いていただきたいセミナーでした。
田畑社長、さすがです。ありがとうございました!
(東京会場:東証1部 機械 課長)

--
実り多いセミナーと懇親会、どうもありがとうございました。
今回も有意義なお話がお聞きできました。

内容的には、株式の担当者レベルでは太刀打ちできないくらいの高い
位置からのご提言でしたので、今回のようなお話は取締役に直接聞いて
もらいたいと感じました。

それから毎回思うことですが、普通ですと株主総会の入場票をお願い
している印刷会社さんでこのような取り組みをされていることはまず
ないことだと思います。

こうしたセミナーの主催者として、御社内には多くのナレッジや
ノウハウが蓄積されているのだと感じます。
だからこそ、入場票制作の依頼時にも有意義なアドバイスがいただける
のだと思います。

そして発行体側の懸念事項もよくご存知ゆえの入念なチェック体制を
お持ちで、任せて安心の信頼感も抜群です。

これからもこうした取り組みを続けていただき、株主総会について
学ぶ機会と発行体同士の情報交換の場を提供いただけるとうれしいです。
(東京会場:東証1部 医薬品 課長)

--
昨年来の会社法改正の議論、金融庁や東京証券取引所の開示に
かかるコーポレート・ガバナンスの強化では、旧来の経営体制の
あり方といいますか、端的には監査役(会)設置会社制度が
ガバナンスの遅れとして厳しい批判の対象になっております。
その議論の骨子は担当者として理解しているつもりですが、
一足飛びに過半数の独立社外取締役を選任する、あるいは委員会
設置会社へ移行するというのも、困難な現実があります。

そこへ昨日の加護野教授の講演を拝聴しましたが、
いわゆる「グローバル化」とは、世界のデファクトスタンダードに単純に
足並みをそろえるだけではない、ということを感じ取りました。
コーポレート・ガバナンスとは単純なソリューションではなく、各国で
多様なガバナンス体制が構築されていることを教えていただきました。
確かにグローバル化とは、「多様性を認める」ということも重要な
ポイントではないかと思います。
そうすると、反省・改善すべき点は多々ありますが、現行の監査役(会)
設置会社の利点を伸ばすあるいは強化していく余地はまだまだあると
感じました。この中では担当者として、例えば招集通知や株主様向け
報告書の記載を通じて、弊社のガバナンスの利点を伝えたり、株主様
の議決権行使=ガバナンスへの参画に資することも可能であると考えました。
熱弁をふるっていただいた加護野教授、そして貴重なセミナーを
開催していただいた田畑社長、スタッフのみなさまに心より感謝しています。

前回も行っていただきましたが、「ご質問タイム」というのは他社の
セミナーにはない大きな魅力です。田畑社長から講師の方への
問いかけ・対談形式というのもわかりやすくて非常によかったです。
今後開催されるセミナーでも是非継続していただければと思います。
(大阪会場:東証1部 化学 課長)

--
取締役会の意義や社外監査の活用等、今までにないセミナー内容であり、
非常に新鮮であった。現在の会社では、上の人のモチベーションを上げる
為には更に上に言ってもらう、社外からの後押しをしてもらうという方法に
難しさを覚えると共に自身の変化の必要性を感じた。
他には無い内容のセミナー、そしてなかなか接点のない会社様との交流の
場をセッティングして頂き非常に有難い。総会会場や企業のトピックの
一覧を頂けたので話したい企業様が分かりやすかったです。
次回以降も 是非参加させて頂きたいです。
(東京会場:東証1部 食料品 ご担当者)

--
・役員人事に関して「社内で人を決める方がよっぽど合理的」
・「法律になってしまうと(いやおうなく)従わざるを得ない」
 (法に適合させることが目的になってしまう)
・「執行と監視を分離すると情報が入ってこない(まま判断してしまう
 ことになる)」
という言葉はおっしゃる通りだと思いました。
(~しさえすればよいという考え方をしてしまう風潮に対し)当社でも常に
“考える”ことを意識するよう(経営陣から)言われております。
(他社はこうしているが)自社にあてはめるとどうか、という視点で考える
ことの重要性を再認識しました。
また、経営レベルでの会議での議論の質を向上させていくことができれば、
よりよい経営につながるのではないかと思いました。
実質論としての“良い経営”について意識のある(高い)人には、面白い
内容だと思います。
(私自身、個人としては興味深く面白く、気付きもありました)
経営者や次の経営を担う人にも聞いてもらえると、新たな視点にもなる
のではと思いました。
(大阪会場:東証1部 電気機器 課長)

--
企業法務に関わる者の一人として、いったんルールとして決められて
しまうと、そのこと自体の正しさを疑うことのプロセスが抜け落ちて
しまう(思考停止状態に陥る)という一節が時に身に沁みました。
より良い経営に向けて、社内で深い議論が行われるよう、今後とも
尽力したいと思います。
いつも素晴らしいセミナーをありがとうございます。今回のような
「会社全体としてどうあるべきか」という議論を前提とした、企業法務
のあり方を考えさせられるようなセミナーをご開催頂けましたら幸甚です。
(大阪会場:東証1部 陸運業 ご担当者)

--
加護野先生の社外取締役の役割についてのお話は、非常に参考になりました。
特に監査役の役割にと権限についても、改めて理解しました。
無料でなく有料にしてもいいと思います。
いくらに設定するのかですが、(これだけの中身があれば)請求があっても
問題ないと思います。
(東京会場:東証1部 証券業 課長)

--
個人的には胸がすく思いがいたしましたが、経営者陣へ意見具申する
立場としては、悩ましさが若干深まった思いです。
(大阪会場:東証1部 輸送機器 課長)

--
目からうろこのご意見が多く、聞くことができてよかったと感じます。
「経営を良くする」ためにコーポレートガバナンスというお話しが
新鮮であり、また事務局として何をすべきかと考えさせられました。
質問に対する回答の時間が長くとられていたことは非常に良かったと
思います。他社における問題意識やまたそれらに対する共感を行なう
ことができました。今回のような企画は非常に貴重であると思います。
(東京会場:匿名)

--
経営評価のための情報の数値化の件など、とても参考になる先生の
お話を伺う機会を与えて戴きありがとうございました。
入場票の展示やU-Linkさんのプレゼンなど有機的な構成で大変有用でした。
(東京会場:東証1部 電気機器 課長)

--
弊社のコーポレートガバナンス担当部門の人間にも聞いてもらいたい
内容でした。取締役会の活性化という方針でいろいろな形をつくってきた
当社に、必要な切り口だと思いました。
本を読ませていただき、是非とも会社をよくする方向に活かしていきたい
と思います。ありがとうございました。
加護野先生のお話もとても貴重ですが、聞いたことのない考え方ばかり
でしたので、全く別の考え方の人を呼んでくるかもしくは、パネルディス
カッションのような形で意見のぶつかり合いを聞くことのできるような内容に
していただけるとさらに興味深いと思います。
(東京会場:東証1部 卸売業 ご担当者)

--
学生時代先生の著書で組織論を学びました。末端の中間管理職の私と
しては本日「よい経営とは」を「よい組織とは」に置き換え、まずは
自分の組織を強化していこうと思いました。
大変勉強になりました。ありがとうございました。貴重な話しばかり
でメモを取るのが大変でしたのでレジュメを両面印刷にしていただき
メモページを増やしてほしいです。
(東京会場:東証1部 陸運業 課長)

--
機関にはそれぞれメリット・デメリットがあり、また形式だけでこれらを
判断することはできない。デメリットを最小限に抑え、メリットを最大化
する工夫を実践することが重要と考える。
多面的な物の見方、考え方の重要性を改めて感じた。
(大阪会場:東証1部 電気機器 部長)

--
とてもわかりやすい講話をしていただき有意義な時間でした。
質問タイムもより深い話を行っていただきありがとうございました。
そしてあまりにも立派な会場で正直おどろきました。これからも良き
企画を行っていただきたく宜しくお願いします。
(大阪会場:東証1部 卸売業 マネージャー)

--
これまで業務の中で“いかに適合していくか”のみを考えてガバナンス
関連の改革の持つ意味を考えさせられる良い機会となった。
個々の施策の意味を深く考えず、「帳尻合わせ」的に対応していた
ガバナンス関連の諸項目が経営に与える影響(どちらかと言うと
悪影響がほとんどでしたが)と言う側面に光を当てており、非常に
勉強になった。
それとともに、より良い経営を目指すガバナンス施策について今後は考え、
社内で提案していきたいと思う。
今回の講演は非常に有意義なものであったと思うが、担当者向けのもう
少し個々の業務にウエイトを置いたセミナーがあっても良いと思います。
(大阪会場:東証1部 医薬品 ご担当者)

--
監査役会の活性化に活路を見い出すというお考えは事務局として大変
納得感あるお考えでした。先生の著書が広く世の中に出して日本的な
経営の良さを再認識させて欲しいと願います。
メモ帳についてはオフィスのみならずお年寄りにも有効なノベルティ
だと思います。今後の参考とさせて頂きたいと思います。
(東京会場:匿名)

--
内部統制の仕事に携っております。
先生が「内部統制システムは不要だ」とおっしゃたことについては、会社法
で定める内容イコール「内部統制」である、と本来「内部統制」の持つ
枠組みを限定化してしまっているのでは?との日頃の思いを総括して
いただいたと感じました。
「内部統制」を向上させる上で、「よりよい会社になる」視点で、内部統制
のマネジメントやモニタリングに反映させていきたいと思います。
ありがとうございました。今後は更に具体的な事例が拝聴できれば幸甚です。
(大阪会場:匿名)

--
ご経験に基づいたお話を聞かせていただきありがとうございます。
企業に今、お金がたまっているのに投資の目的、時期がよく解らない
のは「なんでやねん」
取締役は意思決定を承認する機関であるとの事。これまでの取締役会で
決められた事が実行されるかどうか等、取締役の役割がよく解りました。
取締役会の有り方・取締役の給与等をもっと研究すべきで有り、さらに
企画をお願いします。
(大阪会場:非上場 印刷業 社長)

--
ある面弊社の弱点をご指摘いただいた様な気がしました。又角度の異なる
視点が参考になりました(社外役員、監査役等)
久しぶりに加護野先生のお話が聞けてよかったと思います。
(大阪会場:大証2部 化学 取締役)

--
監査役は唯一社内で会社の決定に“NO”と言える立場なので、
私はスタッフとして必要な情報収集をしたいと思います。
会社方針を正確に答えられる部所、改めて考えてみたいと思います。
私は今すぐこたえが出ませんでした。
(大阪会場:東証1部 卸売業 ご担当者)

--
株式会社の経営と執行の判断のあり方、監査役の役割等を当社に
当てはめて考えてみた場合にまだまだ課題が多いと改めて感じた。
各社の共通課題のテーマを絞り、実務者ディスカッション企画を
行っていただければと思います。
(大阪会場:東証1部 卸売業 部長)

--
これまでと違った視点でコーポレートガバナンスを考える良い
きっかけを与えていただきました。
会社法、株主総会のセミナーといえば、法学者や弁護士が当たり前と
思っていましたが、経営学の視点からというのが新鮮でした。
(大阪会場:東証1部 化学 グループ長)

--
法律家とは違った視点で、会社自身が何を考えてガバナンスに取り組む
べきであるのか、新たな視点を発見することができました。
2月の東京開催の勉強会にも是非参加させて頂きたいと思います。
(大阪会場:東証1部 建設業 ご担当者)

--
株式制度も国によって大きな違いがあることに参考になった。
少し学術的すぎて難しかった。
もう少し、取締役会等の運営の話を聞かせてもらいたかった。
(大阪会場:大証2部 ガラス・土石製品 課長)

--
まずは前回に引き続き立派な会場にての後開催及び加護野先生のご講演に
SEIUNDO様の目線の高さを僭越ながら感じました。また「よい経営とは」の
先生のご意見は我々中小零細企業経営者にとっても核心を得た意見として
とても参考になりました。
出入り口付近に指示されたワンタッチ入場票の陳列はとても関心を引き
宣伝効果が高かったと思います。次回以降もしできるようでしたらプロモ
ーション、商品説明等のチラシを置いておくか説明担当者を配置いただ
いてもと感じました。
(大阪会場:非上場 保険代理店 社長)

--
(文責:社長 田畑良一)

投稿者 seiun : 2012年12月19日 16:49

東京(12月4日)・大阪(12月17日)両会場にお越しくださった方々、 大変ありがとうございました。 当日のアンケートや...