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2014年03月17日
4/10 加護野忠男先生「ご出版記念 特別セミナー」を開催しました。(大阪)
株主総会モードにいよいよ突入した時期での強行開催
でしたが、30名の方がお越しくださいました。
皆様、誠にありがとうございました。
いつもながらの先生の痛快な切り口の数々に皆様も
苦笑いを浮かべながらお聴きくださっていましたが、
どれも紛れもない正論であります。
今回のご新著はもちろん、加護野先生の日頃からの
勇気ある言動を、上場各社様は経営施策にぜひとも
反映していただければと願っております。
◆第1部 基調ご講演
◆第2部 ご質問タイム
ではご参加くださった方々より頂戴した感想を
以下に掲載させていただきます。
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加護野先生の論点が明快で、大変勉強になりました。
しかしこの論点を社会的なものに高めえていくのは、
現状ではハードルが高いように感じます。どのように
発信していくべきか、考えてみたいと思います。
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一昨年の加護野先生のセミナーに続き参加させていた
だきました。
「企業の魅力を高めるためには、欠点をなくすだけ
では不十分である」とのこと。また「不祥事が起き
ない企業が良い企業とはならない」とのお言葉は、
日常ややもするとコンプライアンス発想に偏りがち
な思考に正常な刺激を与えてくださいました。
本日のセミナーのように、日頃常識や通説とされて
いる事項に強く大きな一石を投じ、参加者を通して
新たな輪が広がるような企画をお願いします。
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鋭い切り口でのガバナンス論を分かりやすくお話し
くださり、非常に良かった。当たり前と受け入れて
いることにも色々な疑問が湧き、気付きを与えて
いただいた。
企業が連携し、真に各企業が発展できるようになる
ことが大事だと思いました。
ただテーブルの配置が、質問や意見などがやや出し
にくいように感じた。
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せっかくのお話が、私のような一担当者レベルに
なりますと卑近な例になってしまって恐縮ですが、
改正会社法、有価証券報告書の記載内容の改正、
東証の上場規則の改正などの 矢継ぎ早の改正に
対応していて思うのは、「まずは記載ありきに
なっていないか」という率直な疑問です。これら
はいずれも法的事項ですので必ず対応しなければ
なりませんが、記載している内容と会社の実態が
本当に適合しているのか、記載した内容を会社が
きちんと実施してているのか、考え始めるととても
心細くなります。
そこへ加護野先生がなされた、経営学のお立場から、
「過剰な立法」や「企業価値の向上を目指す体制
づくりができているか」という提言には驚きました。
担当者としては、改正内容に粛々と従っていかな
ければなりませんが、加護野先生のご提言も頭の
片隅において業務を進めていく姿勢も持ちたいと
思います。
一方で、企業価値の向上は何よりもまず社内から
取り組まなければなりません。従って、日々の書類
作成を通じて社内におけるガバナンスの啓蒙に心を
砕く余地はまだまだあると気持ちを新たにした次第
です。
最後になりましたが、いつもすばらしいセミナー
を開催してくださるSEIUNDOのみなさまに
心よりお礼申し上げます。貴重な機会を与えて
いただき、本当にありがとうございました。
次回のセミナーも楽しみにしております。
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(文責: 社長 田畑良一)
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<以下は、3/17にアップした開催告知です。>
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加護野忠男先生「ご出版記念 特別セミナー」を開催します。(大阪)
コーポレートガバナンス論の大家 加護野忠男先生が、
ご存知のとおり、1月下旬に待望のご新著を上梓され
ました。
早速お手に取られた複数の上場会社の方から「過去の
ご著書と同様、見事な歴史的名著である。何とかこの
エッセンスについて拝聴できる機会を作ってもらえな
いか」とのお声が弊社に寄せられました。
過去何度もご登壇いただいているとはいえこのご出版に
弊社は一切関与していないにも拘わらず、先生より
「出版記念 特別セミナー」として主催することに対し
ご許可を得ることができましたので、ここに謹んで
ご案内を差しあげる次第です。
参加ご希望の方にはお申込書をお送りしますので、
まずはお気軽にお問合せください。
○日時: 平成26年4月10日 15時~19時(14:30 受付開始)
○会場: 大阪国際会議場 特別会議場(12階)
○講師(著者):
加護野忠男氏(甲南大学特別客員教授・神戸大学名誉教授)
○演題(新著名):
経営はだれのものか ~協働する株主による企業統治再生~
○進行スケジュール:
14:30 受付開始
15:00~16:30【第1部】ご講演
16:45~17:45【第2部】ご質問タイム
18:00~19:00【第3部】懇親会&お名刺交換会
○代金:
1万円(ですが、無料でご招待させていただきます。)
とはいえ、開催時期の問題が残ります。6月の総会集中
シーズンが終わった後ではさすがにタイミングを逸して
しまうだろうと考え、本格的にお忙しくなる時期にまだ
ギリギリ間に合うであろうこのタイミングに、まずは
大阪で開催させていただくことにしました。
「投資家資本主義から脱却せよ」と帯にありますとおり、
株主代表訴訟制度改革、過剰な内部統制システム、持ち
合い解消への圧力、子会社上場規制、悪しき利益志向経営
などなど。競争力を奪った制度改革を一刀両断にし、日本
企業の強みを取り戻す再生策をご提示くださいます。
経済紙をはじめ大手メディアの流布するいわゆる“ 通説”
に迎合することなく、日本企業のあるべき姿・目指すべき
姿を加護野先生が示してくださる大変貴重な機会と存じます。
我が国の実体経済を牽引するトップ企業の幹部・幹部候補
の皆々様の胸に今こそお留めいただきたい内容です。
ご多忙な実務のお手を一時止めてでも、ぜひご参集ください。
(文責:社長 田畑良一)
投稿者 seiun : 09:19
株主総会モードにいよいよ突入した時期での強行開催 でしたが、30名の方がお越しくださいました。 皆様、誠にありがとうござ...